思考について1

心と身体を一から習う

人は思考することで、たくさんのものを作り出してきました。まさに思考の働きあってこその人ですよね。ホントに働き者です。そんな思考君といい関係を築いたら、人生はより素晴らしいっ!! さあさあ、思考君とお友達になりましょう(^_^)/

思考君のお仕事は(・_?)

思考君は目が覚めたとたんに働きだします。ここはどこ? 私は誰? から始まり、今は何時だ? と次々と働いていきます。もう止まりません。どうしてこうも思考君はアレコレアレコレと止まることがないのでしょう。

―― えっ? 別に止まらなくてもいいって?

まぁまぁそう言わず(^_^; 続けますよ。たとえば、思考君に向かって「もう少しゆっくりお茶でも飲んで」なんて言おうものなら「そうはいかない。僕が働かなきゃ、君は大変な目に遭うよっ」って言い返してきます。
といっても思考君自身で自問自答しているのですが……

思考君は、食べ物の獲や、災難から逃れる方法といった人が生き延びるために必要なことから始まり、もっと得をする方法、より損をしない方法を、いつも気にしています。
つまり「思考君の働き」は、身体君の苦しみを取り除き、喜びを満たそうとする「欲の働き」そのものだということができます。気分を悪くしたくない、もっともっとよくしたい!! って。

思考君のお仕事は、「身体君の欲を満たすこと」。

そうではない。確かに、身体の欲が満たされるならば良い気分と成り、身体の欲が満たされぬならば悪い気分と成る。じゃが、あくまでも思考の仕事は、思考自身の悪い気分を恐れ避け、思考自身の良い気分を欲し求め、獲得、維持する事なのじゃ。

即ち、思考の仕事は、「自分自身の欲を満たす事」なのじゃ。

♨ 2020/02/12

隠れる欲と隠れない欲(?_・)

思考君はレース(欲)があれば走る、孤高のプロナンナー。人には欲がありますから、思考君はいつでも走りっぱなし!! どんなレースの参加資格も持ち、飛び入り参加OK。何とも超VIP待遇(^_^)v

「欲」というと、食欲・性欲・睡眠欲に代表される身体君の欲から、精神的な、金銭欲・名誉欲・自己顕示欲……など尽きることがありません。

欲を満たすと思考君は止まります。欲が隠れるからです。身体君の欲から走り出す思考君は、その欲を満たしてあげれば確実に止まります。息を留めると「息がしたい」と思いますが、呼吸し始めると、そんな思いはなくなるのです。
食欲も食べれば隠れます。睡眠欲も眠れば隠れます。排泄欲も……隠れます。だから思考君は止まります(^_^)

精神的な欲も同じですが……

こっちの欲は隠れてくれないから、思考君はなっかなか止まらないのです(*_*)

ストレスの正体やいかに

何で思考君の働きを止める必要があるの? と思考君が働いている人もいるでしょう(^_^) どうして思考君が止まる止まらないの話をしているかを、お話ししましょう。
それは、思考君は「ストレス」と関係があるからです。
人がイライラしたり悩んだりと、ストレスを感じるのはどんなときでしょうか?

イライラ

何でそうなるんだよ! イライラ(`_´)

→ 物事が自分の思い通りにならないとき。

悩  み

どうすればいいんだ! 困った(´_`)

→ 物事が自分の思い通りにならないとき。


どっちも同じ! 自分の思い通りになって欲しい。だけど現実はそうではない。そんなとき、人はストレスを感じます。

「欲」がストレスの原因です。外の環境がストレスの直接の原因ではありません。直接の原因は自分の欲です。
初めから欲がなければストレスは感じませんし、また欲を満たせばストレスは感じません。

ところで「ストレス」って何でしょう(・_・?

覚えていますか? 欲を満たせば止まるもの……。

そうそう思考君です。「ストレス」とは「思考君が走っている」ことなのです。ただ走っているだけでは、もちろんストレスではありません。
どうしたらいいんだ、どうしたらいいんだ~、ハッハッハッハッ(*_*)」と息を切らせて、ものすごいスピードで同じところを走っていることです。「いったいゴールはどこなんだよ~」とグルグルと空回りしていることです。

「思考君の空回り」なるものが、ストレスの正体です。

ストレスからの解放\(^O^)/

ストレスを感じている状態とは、思考君が空回りしていること。だから「思考君の空回り」が止まれば、ストレスから解放されるのです。それはまた、自分がコントロールされていた欲から自由になるということなのです。
解けない算数の問題も人生の問題も理屈は同じ。考えなければいい。どんな思考君でも止めるには、そのことを考えなければいいのです。

簡単だ。簡単か?

―― 考えないようにしようと考える?

違いますよ(^_^)それでは注意がそこにあるままです。ほかのことに注意を向ければいいのです、が……。

「そうはいかない。僕が働かなきゃ、君は大変な目に遭うよっ」


あれれ? 振り出しに戻ってしましました(^_^;
これではお友達になれないですね。
ではまた次のレッスンでということで……


次のレッスン

レッスン7

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