2012-12-12

ストレス

気ままの雑記から習う

今年もいよいよ12月。今日は12が3つ並びましたね……。今週に入って、名古屋でも早々に雪が降りました。冷たい風が身に染みる今日この頃です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか、尾山広平です。

これだけ冷えると、骨盤もキュッと縮み、熱を保つ態勢に入っていることでしょうね。やわらか~い弾力のある筋肉が大切です。ヨガのポーズは筋肉を伸ばすことではなく、筋肉をゆるめるために取って行きましょう。

さて今回は、やわらか~い弾力を筋肉から奪う原因の一つと考えられる”ストレス”についてのお話をしたいと思います。

行動エネルギー

思考君が「今のままでは危険だ!」と判断すると、それを解決するため、つまり自分を守り、安全を確保するための行動エネルギーを体内に生み出します。この働きは、生命維持のために人に備わった原始的な働きです。このとき、ドキッとしたり、ギクッとしたりと、「逃避的」になったりします。イライラしたり、腹が立ったりと、「攻撃的」になったりとします。

そしてこの、自分を守るために体内に生み出した「行動エネルギー」こそが、ストレスの正体です。ストレスが溜まるとは、行動エネルギーが溜まるということです。ストレスを発散するとは、行動エネルギーを発散するということです。

ストレスを溜めやすい生き物

ところが、解決するための行動エネルギーを生み出したとしても、思考君が解決策を見つけれないとき、さらには元々から解決策なんてないときもあります。それでも思考君は、懸命に解決策を考え続けます。こんなとき思考君は、空回りし続け、せっかく準備した行動エネルギーは使用されずに、体内に溜まります。つまり、ストレスが溜まります。また、思考君が解決策を見つけたとしても、その行動を自分で禁止していたり、我慢する必要があったり、行動することもまた危険と判断していたりと、行動に移せないときも同じです。ストレスが溜まります。

ご存知の通り、人間は不可能なことを解決しようとしたり、社会的なルールやモラルがあったりと、準備した行動エネルギーを抑制する場合も少なくありません。人間とは、ストレスを溜めやすい生き物といえるのです。

解釈を変える

行動を抑制することを止めれば、行動エネルギー、即ちストレスは溜まることはありません。しかしながら、それでは人間社会で生きづらくなります。部長に叱られたからといって攻撃してはクビになるかもしれません(だからこそストレスが……?)。では、どうするか!? もうお分かりのことと存じます。はい。そのためには、物事に対する「解釈」を変えるともいえますし、「思考パターン」を変えるともいえますし、「思い込み」を外すともいえます。

ストレスを溜めることになった原因は、部長に叱られることでも、同僚にバカにされることでも、大雪が降ってくることでも、ドジをしたことでもありません。本当の原因は、思考君が「今のままでは危険(不安、不満、不運、損……など)だ!」と判断したことにあります。ですから、その判断に至る解釈を変えることが、ストレスを溜めないための本道です。

解釈についてはこちら

雑記5

マイナス思考も素晴らしい?

「今のままでも安全(安心、ありがたい、ラッキー、お得……など)だ!」という判断に至る解釈をすればいいのです。簡単に言えば、いわゆるプラス思考(ポジティブシンキング)をすることですね。ちなみに、「今のままでは危険(不安、不満、不運、損……など)だ!」という判断に至る解釈をすることが、いわゆるマイナス思考であり、ネガティブシンキングのことですね。

とはいえ、マイナス思考とは、思考君にとっては大切な働きであることをお忘れなく。その働きは何といっても、自分を守るための思考パターンであり、思考君の素晴らしい働きから生まれたものです。だから解釈を変えるときも、優しさをもって語りかけてあげた方がいいかもしれませんね。


もう今は、逃げなくても、攻撃しなくても、何の危険もないよ。


今ここは、とっても安全だよ。

(※ 注意:物理的(肉体的)に危険なときはお逃げくださいね!)


2012/12/10@大名古屋ビルヂング

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