条件
1-14
===省略=== すべての心遣いを捨てて、ヨガ教師に示された道によって、もっぱらヨガの修行だけにすべての時をささげなければならない。
1-15
ヨガは次の6つの事柄によって失敗する ― 過食、過労、戒律への固執、交際、落着きのないこと。
1-16
ヨガは次の6つの事柄によって成功する ― 熱心、敢為、剛気、真実の知、信念、交際の全廃。
条件
ヨガ修行は、外界との接触が少なく、あらゆる心遣いを捨てやすく、心が散動しにくい場所に住み、修行に専念しやすい環境が適切である。もちろん現代に置いては、外界と接触可能となる電話、インターネット、テレビ、ラジオなどもない方がより適切である。
基本的にヨガ修行者は、世俗への関心を捨てているべきである。
失敗
何事も過剰(激動質)と不足(停滞質)が失敗をもたらす要因である。ヨガ行者は何事も、心身を快適に保つに必要な分だけを確保するべきである。
心身を快適に保つ以上は過剰であり、激動質の現れである。また、心身を快適に保つ以下は不足であり、停滞質の現れである。
成功
何事も熱心さ、真剣さこそが成功をもたらす要因である。その他のことはそれに付き従う。何事にも屈せず修行をやり通そうとする勇猛果敢さ、真実の知、信念、交際への無関心、全ては熱心さから訪れる。
もちろん過剰と不足も含め、失敗とは、熱心さの欠如から起こる。
ヨガに至ることだけを熱心に望んでいることが、その目的を成就する必要条件であると言えるでしょう。