2012-01-16

苦労

気ままの雑記から習う

年が明けて早々に風邪をひき、高熱を出し、一週間ほど寝込んでいました。これまでめったに熱を出すことのない身体君でしたので、身体君の変化を思う年初めとなりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか? 尾山広平です。

1年の中で最も冷える1月です。身体君は全体的に引き締まり、放熱を防ごうとします。「内部から温まる身体君」になるために、骨盤底部の縮み過ぎを防ぎ、骨盤上部が縮み引き締まるようにし、エネルギーが下腹部に集まるようにしていきましょう。

さて今回は、”苦労”についてのお話をしたいと思います。

潜んでいる思い込み

お寺

先日とあるテレビ番組を見ていると、「一生懸命苦労しないと……」「手を抜くことは簡単……」「手を抜いたら自分のためにならない……」ということをお話している方がいらっしゃいました。もちろんそれはそれで素敵な生き方だと思いますし、その方の本心は決して分かりませんし、どうのこうの言うことはありません。この空間では常に、「他人」のことではなく「自分自身」のことを修行的な角度から観る時間にしていきましょう。禅でいうところの『脚下照顧』ということです。

もし今のあなたが、これらと同じような言葉を、頭の中で日々つぶやいているとしたら……そこには不必要な思い込み(行動指針プログラム)が潜んでいるかもしれません。

  • 欲しいものを手に入れるには、苦労しなければならない
  • 欲しいものを手に入れるには、手を抜いてはいけない

思い込みを捨てる(断学)

ゴミ箱

この思い込みを持っていると、心の表面では「手を抜くことは簡単で楽なことだ……手を抜くことはいつだって、誰にだってできる……私は簡単で楽な方には流されない……」と思っていたとしても、心の奥底では「手を抜かず一生懸命苦労しなければ、幸せにはなれない、幸せになってはいけない……手を抜かず一生懸命苦労した人だけが、幸せになり、幸せになる資格を得られる……。」と思っているので、手を抜くことが不安で、苦労しないことが不安なのです。「私は苦労して、努力している、だから幸せなんだ、だから幸せになる資格があるんだ、幸せになってもいいんだ……。」と思っているので、常に苦労をすることを選ぶことになるし、手を抜くことが「できなく」なるのです。

そしてこのルール(思い込み)は、程度の差こそあれ、きっと多くの日本人が学習していることでしょう。ということで、この「苦労をしなければ幸せになれない」という不必要な思い込みをゴミ箱に捨てるための宣言をしましょう。

「苦労しなくても、私は幸せですし、幸せになってもいいです。」
「手を抜いても、私は幸せですし、幸せになってもいいです。」
「楽をしても、私は幸せですし、幸せになってもいいです。」

事実。。人生では、苦労しなくても、手を抜いても、楽をしても、幸せを感じることができますし、幸せを感じてもいいのです。苦労して得られるものは…… 苦労です。

あなたは本当に、手を抜くことが簡単にできますか?

手を抜いたあと、罪悪感はありませんか?(これはまた違った思い込みですね……)


樹氷

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