2015-01-18

太陽礼拝8時間

気ままの雑記から習う

昨日は時間があったので、自宅にてハタヨガで一般的な行法である「太陽礼拝法」を、10時から18時までの8時間行ってみました。

途中、経口補水液を口に含んだり、トイレにいったり、ぶっ通しではありません!

経口補水液はこちら

雑記53

留意していること

太陽礼拝法を行うにあたり、授業でも留意点としてあげているのは主に次の事項です。

  1. 出来る限り、無意識的な操作に気づき、意識的に操作し、のびのびと行う
  2. 出来る限り、無意識的なリキミに気づき、小さな筋力で、のびのびと行う

どちらにもある身体面での目的の一つは、無意識的(無駄)な筋力を使わないということです。

連続8時間を行うことの意図

で・・・ なぜ8時間か!?

長時間ひたすら行う練習。これは武術の練習などでも取り入れられていることと存じます。もちろんそれは現代の筋トレのように、筋力を鍛えようとすることが目的なのではなく、今まで使っていた無駄な筋肉を疲労させることにより、その筋肉を強制的に使えなくすることが主要な目的の一つであると考えます。

「量」を練習し、「質」を獲得する

日頃、「リキまず、小さな筋力で、のびのびと行う」という指標のもとに「質」を求めていてもやはり、観念(名前と形体)に縛られている頭デッカチ人類は、無駄な筋力を使ってしまうものです。

ということで今回は、今までの無駄を検証するために、強制的に「無駄な筋力が使えなくなる」を体験しようと思い立ったわけです。それはそれはしんどくもあり、心地よくもあり、楽しい8時間となりました。

初めの3時間は、アシュタンガヨガの太陽礼拝Aのように、「下を向いた犬の体位」で静止5呼吸をしていたのですが、圧をかけ続けていた手のひらの付け根が痛くなってきたので止めました。それに合わせて、アシュタンガヨガの太陽礼拝Bのように、「太陽を仰ぐ体位」を「椅子の体位」に変更しました。

「椅子の体位」を取り入れた訳は、太極拳などの中国武術で基本功とされている站樁功(たんとうこう:膝を曲げ腰を低くした姿勢を長時間保つ練習)を見習ったと言うこともありますが、「下半身の無駄な筋力」の検証がしやすくなると考えたからです。

検証

身体が動かなくなるということもなく、順調に6時間が経過していきました。始める前にどうなるだろうと楽しみにしていたことは、身体が下がらなく、また身体が持ち上がらなくなるかもしれない「板の体位」→「八点の体位」→「上を向いた犬の体位」の移動動作でしたが、とくに苦労することもなく続けることができました。「椅子の体位」においては重みで沈みつつもとても快適に続けることができました。

日頃からそれなりに無駄のない動作をできているようだと思いつつ続けていきました。かといってもちろん、全身は重たく感じられていきます。日頃の授業で「重みを感じましょう」などと言いますが、よくよく身体の重みを感じることができました。また、「山の体位」に戻るたびに、「自重と芯軸」をより感じられ、自重を感じるほどに芯軸も感じられることをいつも以上により深く体験できました。

しかし残り2時間・・・ その後いよいよ、下腹部に少々の筋肉疲労を感じ、さらに足が重たくなってきました(後ろに下げるときと、前に出すときの足。ジャンプバックはしていない)。

こうなると、今まで「意識的にゆっくりと真っ直ぐ後ろに下げる」ことをしていた足は、「無意識的にその重みで真っ直ぐ後ろに下がる」に変わり、今まで「意識的にゆっくりと真っ直ぐ前に出す」ことをしていた足は、「無意識的にその重み(とくに膝)で真っ直ぐ前に出る」に変わりました。下を向いた犬の体位の足と手の距離も随分と近づきましたし、足幅も無意識的に変わりました(※ 変わったことは意識しています!)

∞∞∞∞∞∞ 最後の3回の動画です ∞∞∞∞∞∞

8時間終わった後は・・・

もちろん「死体の体位」です。マットに仰向けになると主に脚、腕に痛みがありました。なんか寒気がするなぁと起きようとした時には、なんと1時間以上も経っていました。

その後、未だ重たい身体を感じふらりふらりとしつつテーブルに向かい、少々のミカンをいただき、温かいお風呂に浸かり、お布団に入り眠りにつきました。

今日はといえば、今朝も日常通り夜明け前の早朝から2時間ほどのヨガを行いました(体位法だけではありません)。押し上げの体位では、腕回りが疲労を感じ、振動していました。死体の体位中も、左肩周りはぴくぴくぶるぶると振動するときがありました。

今も、これと言って日常にもなんの支障はなく軽快です。いつも通りにお箸も持てます(笑)。が、屈伸してみると、太ももは表側も裏側も少々疲労を感じます。二の腕は明日には筋肉痛を感じるではという感覚です。

明日はどうなるか・・・・


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