2013-11-27

魔法の水(経口補水液)

気ままの雑記から習う

魔法の水とは、脱水症の治療から生まれた経口補水液のことです。美容・健康、二日酔いにも、おそらく高い効果が期待できます!

ご家庭でも簡単に作ることができます。

脱水症についてはこちら

雑記52

経口補水液の作り方

材料

● 水(湯冷まし)   …… 500 ml
● 砂糖        …… 20 g(大さじ 2と1/4)   
● 塩         …… 1.5 g(小さじ 1/4)
◎ レモン汁      …… 少々

手順

① 水に、砂糖・塩をよく溶かす。
② 仕上げにレモンやグレープフルーツ果汁を入れて出来上がり。

経口補水液の飲み方

① ゆっくりチビチビと、こまめに飲む。
② 凍らせたり、何かと混ぜたりせず、そのまま飲む。

表1.一日当たりの目安

対象1日当たりの目安
学童 ~ 成人500 ~ 1000ml
幼児300 ~ 600ml
乳児30 ~ 50ml(体重1kg当たり)

飲む点滴ともいわれる飲料です。脱水症をおこした人でも、脱水症対策としてでも、健康・美容対策としてでも、二日酔い対策としてでも、慌てずにゆっくりチビチビと、こまめに飲みましょう。

心臓、腎臓、血圧などの病気で塩分の摂取を制限している方は、医師や薬剤師に相談してからご飲用ください。

考察

1.水

一度沸騰させた湯冷ましを使用するそうです。沸騰させると、水道水に含まれる殺菌成分である「塩素」や「次亜塩素酸ナトリウム」がなくなります。また、溶け込んでいる気体(酸素など)もなくなります。

余計なものを取り除くための沸騰かもしれません。

2.砂糖

経口補水液の糖分には、ブドウ糖が使用されているようです。砂糖は「ブドウ糖」と「果糖」からなる2糖類です。どちらにしても砂糖は消化されてブドウ糖となりますので……。

余計なものを含まないブドウ糖が適しているのかもしれません。

3.塩

ヒトの体液の成分は海水と類似しています。そして塩は、海水の乾燥・岩塩の採掘によって生産されるものです。

体液に必要な電解質、つまりミネラルを含んだ自然塩(精製されていない塩)が適しているかもしれません。

4.レモン汁

レモンといえば、ビタミンCの象徴的果物ですが、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムも含んでいます。もちろんこれらは塩にも入っておりますので……。

飲みやすくするための風味づけかと。なにせ、あまり美味しくないので^^

魔法の水(経口補水液)  まとめ

身体がスムーズに機能するためには、「水(体液)」を欠かすことはできません。もちろんアルコールを分解するにも欠かすことはできません。

WHOやUNICEFは、十分な医療設備のない発展途上国に経口補水液の配布を行っており、補水治療の啓発活動を勧めているようです。今年2013年4月12日、WHOとUNICEFは、「グローバル・アクション・プラン」という肺炎と下痢で失われる子どもの命を守ろうとする計画を発表しました。

この魔法の水は、今も子どもたちの命を救い続けているのです。

魔法の水に関心が湧いた方は、WHOやUNICEFにぜひ寄付を!!


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