水の役割

運び屋さん

こうしている今も、私の周りには水蒸気（湿度）としての水があり、私の体の中にはおよそ40ℓもの！水があります。

水は蒸発しては雲となり、雲は雨となり、雨は地表に降り注ぎ地中へと流れ、河川へと流れ、海へと流れ……。この絶えることのない大きな循環の中で、すべての生物は育まれているのはずです。地球は「水の惑星」ともいわれるほどに、水は「循環システム」を円滑にする媒体として、この地球で大きな役割を担っていることでしょう。

生物にとっても、その内側における循環システムを円滑にする媒体として、水が必要です。植物は水を通さなければ土からの栄養を吸収することも運ぶこともできませんし、魚は水を通さなければ呼吸することも移動することもできません。ヒトの体内においても、一つひとつの細胞が必要としている物質を吸収するのも運ぶのも、不必要な物質を排出するのも運ぶのも、水によるのです。

そんな御水は「運び屋さん」。すべての生物は「水」を用いることで、様々な機能を発揮することができるといえるのです。

自然の摂理を学び、水のように素直にその働きに従うことは、自我を減衰させていくことにつながります。

無為自然……あるがままに！！

細胞と水

また、多くの生物の構成要素である細胞は、水で満たされています。一つの細胞からなる生物である大腸菌も70%ほどは水。

組織	全体	脳	肺	心臓	肝臓	腎臓	腸	筋肉	皮膚	骨	血液
水分	60%	80%	79%	79%	68%	83%	75%	76%	72%	22%	83%

※ 数値の真偽は定かではございません。

あのビタミンＣの発見をし、ノーベル生理学医学賞を受賞した生理学者であったセント＝ジェルジ・アルベルト（1893～ 1986）の言葉です。ついでもう一つ。

自然を偉大な先生とし、多くの気づき・自己発見をしていきましょう＾＾