感謝
暑い日が続きます。今日も朝から陽射しが強く、とても暑い日となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか、尾山広平です。
6月にスタートした早朝クラスも、お陰様で明日で一か月になろうとしています。受講生のみなさんからもご好評をいただいております。ありがたいことです。
一年で一番日が長いという夏至を過ぎたばかりで、今日の日の出の時間は4時40分ころでした。6時にはもう陽射しが強く暑い暑い、、です。この調子で9月いっぱいは、爽やかな朝とともに目覚めることができそうです。しかし10月も半ばを過ぎると、日の出の時間も6時を越え……起きれるでしょうか……。
さて今回は、早朝クラスのアピールをしつつ(笑)、”感謝”についてのお話をしたいと思います。
身体君に感謝から
早朝クラスはまず、くつろぎのポーズからの内観で全身を感じ、次に身体君に対して感謝をしていきます。身体君の隅々に……、全身の細胞君たちに……。「ありがとうございます。」もちろん、自分の身体君に対する感謝だけでなく、そこから感謝の気持ちを広げていくこともベターです。しかし、まずは自分自身に対する感謝から始めます。それは、ヨガは自分と向かい合う時間だからです。
現在の早朝クラスは調坐法から始まります。
2020/01/08
今の自分を認めるために
ヨガをするときは、今の自分を観察し、今の自分を知り、そして今の自分を認め、受け入れてあげます。「そのままでいいんだよ。」「私は私のままでいいんだよ。」と、今の自分に優しく伝えてあげます。それが自分を内側から安心させてくれ、思考君が静まるからです。でもなかなかそうは思えない……。そして伝えることができない……。
そんなときは、そう。感謝から始めるのが手っ取り早いのです。今の自分に感謝することは、今の自分を受け入れることになるのです。
なになに、、感謝もできないですって!? なるほど。確かに感謝しろと言っても、感謝する理由がないと感謝したくないのが思考君ですからね。だから感謝できる理由を見つけてみてください。なになに、、面倒くさいですって!? いやいやそれがヨガの練習、すなわち修行ですから。それが幸せへの道ですから。やりましょう、やりましょう。しかし! 面倒くさがりのあなたに取って置きの方法を伝授……。と、その前に。
思考君から仕事を取り上げる
もうお分かりかとは思いますが、ヨガの授業で感謝をすることを伝えているのは、何も社会道徳を教えているわけではありません。「○○してもらったときは、きちんとお礼を言いなさい。」と、そんなことを教えているのではないということです。ヨガはあくまでも、自分の幸せのためにするものです。言葉を変えると、余計な思考君の働きを止めるためにすることです。まずは、そのことをしっかりと思考君に納得させてあげることが大切です。
本来のヨガは、自分の幸せのため、余計な思考の働きを止めるためではなく、本来の自己とは、この現実に感じられる幸せや思考などとは、何の関係もないことを知るためのものなのじゃ。
2020/01/08
「感謝をする」の反対は、「不安に思う、不満に思う」ということです。不安や不満があると、思考君は働きます。不安や不満を解決して、安心、満足を得ようとするのが思考君の大切なお仕事だからです。つまり、感謝をすることを伝えているのは、思考君の「不安、不満を解決する」というこのお仕事から、思考君に手を引いてもらうためです。
感謝の理由を見つけさせる
では、感謝する理由を説明したところで、感謝できるようになる取って置きの方法を伝授しましょう。それは、
「ありがたいことだ。」
と言うことです。ありがたいと思えないことに対しても「ありがたいことだ」と言ってみること。すると理由は後からついてきます。理由が見つかれば、「ありがとうございます。」と本心から言えるようにもなります。
▶ 感謝の宣言
これは決して、自分に嘘をついているわけではありません。それに解決したいという欲を抑圧しているわけでもありません。ただ単に、思考君の向きが変わり、不安、不満そのものが無くなったように思うだけです。解決したいという欲が起動しなくなったとも言えます。そうなれば、心は穏やかでいられます。
みなさんも一日の始まりを感謝から始めてみてはいかがでしょうか。
そして一日の終わりも……。
「今日も一日暑かった、、ありがたいことだ。」
では、素敵な今日に感謝して……
おやすみなさい。