2011-09-08

継続

気ままの雑記から習う

大変だった台風が通り過ぎたところで、途端に朝晩が冷え込み、すっかり秋を感じさせるこの頃です。みなさんいかがお過ごしでしょうか、尾山広平です。

この時季の身体君は、8月を折り返し地点としたかのように、開ききった胸も少しずつ閉じていき、7月と似た状態を経過していきます。左右の動きをやわらかくすることで、この時季に反応が敏感になる胸下部をゆるめていきましょう。上腹部もゆるみ、消化器の働きもスムーズになります。

さて今回は、早朝クラスも3か月を経過したということで、“継続”についてのお話をしたいと思います。

繰り返してこそ

早朝クラスでは、毎日毎日、同じことを繰り返し練習していますが、どんなことでも、身につけるには「繰り返し続けること」が必要な条件であることは、多くの方が、自身の体験を通して実感していることでしょう。

呼吸をすること、見ること、聞くこと、飲み込むこと、声を出すこと、噛むこと、話すこと、座ること、立つこと、歩くこと……たとえ、今はどんなに簡単にできることであっても、それは必ず「繰り返し続けること」で身についてきたことです。

これは、「繰り返し続けること → 身につく」という仕組みが身体君にはあるからと言え、逆にどんな技術や習慣であっても、繰り返してさえいれば身につくといえるでしょう。

ヨガの修行(練習)も同じです。繰り返し続けることで、身についていくのです。繰り返し続けることで、思考君の使い方、身体君の使い方、今までの習慣が、変わっていくのです。

身につけるために繰り返し続けるといえます。身につけるためには、繰り返し続けることしか方法がない、だから繰り返し続けるともいえます。

住岡夜晃

そして、『繰り返し続けることが、現状を変化させる力になる』ことでしょう。初めてするときと、2回目にするときとでは、その取り組みに対する思考君の働きも、身体君の働きも、決して同じではありません。だから飽きてつまらなくなるという変化もするし、より面白くなるという変化もします。継続している限り、変化し続けます。継続している限り、毎回毎回が新しい取り組みといえます。新しい世界への冒険といえます。

しかし、思考君というのは「同じことを繰り返し続けていても、つまらない。もっと新しいことをした方がいいのではないか? もっと簡単に身につけられる方法を探した方がいいのではないか?」などと、すぐに結果を求めるため、続けることを止める理由を探しに行きがちです。止める理由を探しに行く思考君に気づいたら、続ける理由を探しに行きましょう。

写真は「継続は力なり」という言葉が記述されている『讃嘆の詩』の著者である住岡夜晃氏です。

続ける理由

次の項目が、続ける理由になることでしょうから、よ~く思考君に言い聞かせて、説得しておきましょう。

  • 今までに身につけてきた、不幸(不快)を感じる思考君の使い方、呼吸の仕方、身体君の使い方が、自分を不幸、不調にしていること
  • 今までに身につけてきた、不幸(不快)を感じる思考君の使い方、呼吸の仕方、身体君の使い方を止めることが、幸せを感じ、快調でいるためには必要であること
  • 今までに身につけてきた、不幸(不快)を感じる思考君の使い方、呼吸の仕方、身体君の使い方を止めるためには、新しい使い方を身につける必要があること
  • 新しい使い方を身につけるためには、新しい使い方を繰り返し続けることが必要であること

そして、

ヨガは、幸せと健康が手に入いる、もっとも効率的で合理的な手段の1つと言えるでしょう。

今朝の風景

ヨガの練習を続けていれば、幸せを感じる時間が増えていきます。ヨガの練習を続けていれば、健康な身体君に変化していきます。続けていきましょう。きっと、『繰り返し続けることが、現状を変化させる力になる』ということを、実感できるでしょう。それはつまり、

幸せで、健康でいることを。

写真は、今朝早朝クラスに向かうときに、携帯電話で撮りました。青い空にヒツジ雲がゆらゆらと漂っている爽やかな秋の空、そこに輝かしい朝日が上っていく風景でした。

明朝は、どんな空模様か?

楽しみですね。

みなさん、続けることを、共に楽しみましょう!


秋空

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