2013-10-17

気ままの雑記から習う

脳

脳の解剖学的分類 ]

図1.大脳・小脳・脳幹

脳は、大きく分けて「大脳、小脳、脳幹」の3つから構成されるとしています。

1.大脳

「大脳皮質、大脳辺縁系、大脳基底核」から構成されるとしている。脳幹と小脳を覆っている。主に言語、表象、知覚、運動、記憶、など、人間の知的活動全般の調整を機能させている器官。
※ 間脳を含める場合もある

① 大脳皮質

大脳新皮質とも呼ばれている大脳の表面に広がる神経細胞の層。発生学的に哺乳類に進化してできた特有の脳。

理性を司り、全ての動物の中で最も人間に特徴的な知的活動全般を機能させている器官。

② 大脳辺縁系

図2.大脳辺縁系

大脳旧皮質とも呼ばれている大脳の中心に位置する神経細胞の層。発生学的に一番古い大脳。

感情を司り、記憶・記憶との照合による本能的認知、瞬時の判断を機能させている器官。

③ 大脳基底核

左右の脳半球と左右の視床の間に位置する神経核の集まり。大脳皮質・視床と脳幹を結んでいる。筋緊張の調節し、複雑でスムーズな随意運動の制御を機能させているほか、記憶、言語にも関係する器官。

2.小脳

大脳の後方下部、脳幹の背部に位置する。大脳からの情報と、脳幹からの情報を受け取り、主に身体各部の運動の調整を機能させている器官。

3.脳幹

図3.脳幹

「間脳、中脳、橋、延髄」から構成されるとしている。脊髄から視床・大脳への感覚神経路と、大脳基底核から脊髄への運動神経路となっており、12対の脳神経が出入りしている。

感覚を司り、自律神経系・内分泌系の制御により、呼吸、心拍、血圧、排泄、発汗、睡眠、覚醒などと、生命活動全般の調整を機能させている器官。


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参考にした文献

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