2013-03-24
ももへの手紙
昨年(2012年)4月21日より全国で公開された、沖浦啓之(おきうらひろゆき)監督によるアニメーション映画です。
昨年映画館で、そのキャラクターの面白さに大爆笑した思いを残した作品です。大人から子供まで一緒に、笑いと感動を届けてくれる素敵な作品ですので、ご紹介させていただきます。
● なんと言っても、キャラが面白いです。
この3妖怪に大笑いさせられました~
● そして、風景が美しいです。
映画の舞台は、瀬戸内海にある”汐島(しおじま)” 大崎下島(おおさきしもじま)です。(広島県呉)
さて、
タイトルである ”ももへの手紙” とは、父親が娘(もも)に宛てた手紙のことです。
小学校6年生の少女”もも”は、自分との約束を破り、自分の想いをないがしろにした父に対し、
「……お父さんなんて大嫌いだ。」
「もう帰ってこなくていいよ……」
と言い放ちます。
そしてその後……
お父さんは事故に遭い、帰らぬ人となります。
悔やんでも悔やみきれない”もも”。
そんな想いで、亡き父の机の前に立ちつくしていたとき……
父が、自分に書こうとしていた手紙を見つけます。
そこに残されていた言葉は、、、
『ももへ』
その言葉、、、だけ。
「なんて書きたかったの? お父さん。。。」
すれちがった父と娘の想い……
物語は、そんな”もも”が母と2人で、かつて母が喘息の療養で暮らしていた島に引っ越してきたところから始まります。
そこでまた、
すれちがう母と娘の想い……
この映画は、「相手に自分の想いを分かってもらおうとする自分の想い」により、「相手の想いを分かろうとする自分の想い」が隠れて見えなくなってしまう、、、そんなメッセージを伝えてくれているようです。
ぜひ、親子でご覧ください。