言霊

朝6時はすっかりと暗くなってきましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか、尾山広平です。

この時季、風邪をお引きになった方もいらっしゃるのではないでしょうか？　寒さへの対応として、身体君は左側→右側→左側→右側→……と縮んでいきます。その際、骨盤に「ねじれ」が起きると、風邪を引きやすくなります。風邪によってその「ねじれ」を調整しようとする訳です。体力のある方は、風邪を大いに歓迎し、しっかりと引ききりましょう。

さて、今回は、”言霊”についてのお話をしたいと思います。

ずっとずっと過去から……

突然ですが、斎藤一人さんのお話です。

……人ってね、過去世からのものすごい膨大な記憶を持っているんです。それはどのぐらいの記憶かっていうと、はるかアメーバだったころからの記憶を全部持っているんです。

……（中略）……

病気がなかなか治らないっていう人、病気がなかなか治らないという過去世の記憶があるんです。

だから、俺は腰が痛いのはね、五代前に槍で刺されたんだとか言ってるけど、そんなものじゃないんです。

はるかもう、何万年という記憶があるんです。

だから、思い出せるようなものではないんです。

だから、そのことを思い出すより、天国言葉を言ってください。それでよくなりますから。……

実に面白いお話ですね。別に過去世を引き出さなくてもよいのですが、過去から学習してきた「記憶」つまり、「思い込み（条件付けの記憶）」を解除する方法として、天国言葉を唱えましょうといったところでしょう。
では、一人さんの言うその天国言葉とはどんな言葉なのか？　についで、一人さんの言う地獄言葉なるものも、一緒にご紹介します。

天国言葉と地獄言葉

天国言葉には、「感謝してます」と「ありがとう」という言葉が入っていますが、思い込みを消す修行法の一つに、「ありがたいことだ。」を言う、「感謝の宣言」というのがあります。それと理屈は同じといえるでしょう。

▶ 感謝の宣言　▶ 愛の言葉

地獄言葉とは、思い込みを再学習し、強化する言葉であり、さらに、思考君が空回りの堂々巡りをするのを促す言葉といえるでしょう。だから、使うと地獄（悪い気分）に直行します。

鳴り響いてさえいなければ！

ひょっとしたら、「地獄にいるから地獄言葉を使っている」と言いたくなるかもしれませんが、「地獄言葉を使っているから地獄にいる」というのが正解です。地獄言葉が頭の中に「鳴り響いてさえいなければ」、そこはまぎれもなく天国（いい気分）です。日ごろから気分・機嫌が悪いと感じているのなら、大方の原因は、この地獄言葉が頭の中でず～と鳴り響いているからです。

天国言葉を唱えるとは、頭の中に鳴り響いている足枷（地獄言葉）を外すためです。足枷さえなければ、元々誰もがいた場所である天国に浮きあがります。

期待をしない

一人さんは、唱えるときの注意点もおっしゃっています。

……慌てて何回も言っちゃだめですよ。言葉の波動ですからね、それを正確に行ってください。

で、できるだけ、ものごとは期待しないでやるんです。

ただ浄化すればいいんです。

そうすると、期待以上のものが現れるんです。

期待という執着を捨ててください。

あまり期待ばかししてやると、まだかまだかという汚れをつけるんです。

無心にこれを言ってください。

期待しないで、無心に言えば言うほど、効果は絶大なんです。

わかりますか。

期待という執着というゴミをあまりつけないでください。

それでひたすら一日五回とか十回とか、言いたくなったときに言ってください。

それで効果絶大です。

あなた以外の人、あなたの周りの人のためにもなります。

だから、やってみてください。

以上です。

こもっともです。期待をすると必ず、その後ろには、不平不満、落胆などの地獄言葉がもれなく付いてきます。

ホ・オポノポノ

ちなみにハワイには、古代から行われてきたという『ホ・オポノポノ』という教えがあります。継承したイハレアカラ・ヒューレンらによって伝えられているホ・オポノポノ（セルフアイデンティティ　スルー　・ホ・オポノポノ）では、

以上4つの言葉を唱えることで、潜在意識に溜まっている過去世からの記憶をクリーニング（解除）するという方法です。これは、斉藤一人さんの言っていることと同じですね。違う点は、ただ唱えるのではなく、一つの思い込みに対して、この4つの言葉を唱えることをするところです。

最も簡単な修行法

ヨガは、瞑想法も、呼吸法も、感覚制御法も、坐法も、色々なポーズをとるのも、日常での戒を実践するのも、すべては、過去に学習した思い込みを解除し、思考パターンの束縛から自由になるための技術といえます。

そして天国言葉を唱えることは、誰にでもできる、最も簡単なそのための方法です！

実践されたら、気分の変化を実感されるはずです。さらに実践し続ければ、天国に住まい続けることになるはずです。

実践しましょう！！