尾山広平

尾山広平


▦ プロフィール

2012/3/18

尾山広平(おやま こうへい)1978年生まれ。愛知県在住。ヨガ指導者。愛知県でヨガ教室を開き、悠々自適に暮らしている。著書に『自分を大切にするヨガの本質>著書紹介』『悟りの書』『解説ヨガ・スートラ』『解説般若心経』『ヨガの八支則』『ハタ・ヨガの修行法』『ヨガの太陽礼拝』がある。

伸びや欠伸、身体が季節の変化に順応しようとする働きを促すなど、身体が身体自身を調整しようとする生体反応を活用すると言う考えを基本に、ヨガの指導をしている。


▦ 挨拶

みなさん、お元気さまです。尾山広平です。普段の指導中、「身体の声に耳を傾け、身体の声に耳をすませていきましょう。」なんて偉そうに? 申しておりますが……。自分自身も修行まっ最中の身であり、まだまだこれからだということを伝えておきます。少し人間離れしている? 仙人っぽい? かもしれませんが(笑)

「修行」って聞くと、何だか堅苦しく感じられる人もいるかもしれませんが、私のいう修行とは、「自分自身を苦しめている”心の働き”を止めていくこと」。簡単に言うとそういうことです。つまり修行が進むということは、苦しみが減るということです。あくまで修行の目的は、幸せに楽しく生きることなんです。

これまでには他人に自分の意見を押し当てたり、他人を変えようとしたりして、嫌な気分になる時期もありました。また急激に食生活を変えるなど、身体の声を無視して身体を弱らせたりもしました。そんな曲がりくねりな体験をしていく中で、身体と心を整える方法を学んでいくことになりました。それは、幸せに生きるための身体と心の使い方を”知識として”獲得したという段階です。

やがて心は他人の声や、身体の声にしっかり耳を傾けて行こうと、向きを変えていきました。今はその向きに数歩だけ歩き始めたところとでもいえましょうか……。本当にこれからです。今後その知識をみなさんと共有し、そして自分自身も生活の中で実践していくことで、より生きた言葉(知識)をみなさんに伝えることができるように、そしてよりいっそう自分自身もますます幸せな時間を過ごせるように、日々楽しく精進したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

2011年5月20日 尾山広平


▦ ヨガに出会うまで

人はなぜ存在し、生きているんだろうか? 宇宙が存在するとはどういうことなんだろうか? そんな哲学的思索は子供の頃から興味を持ち続ける。しかし、「そんなことはきっと科学がいくら進歩しようが、誰が考えようが、答えの出るはずのないことだ。」ということには子供の頃から気付いており、モノの見方、考え方は、まったく唯物的な人間に育っていく。「考えても分からないのだから、人生を、そして今を楽しむしかない!」 そんな方向にシフトしつつ、宇宙の仕組みや、不可思議なことにはとても好奇心がくすぐられ、興味が尽きることはない。

ある日、家にあった一冊のとある合氣道の本を読むことになる。興味を持った思考君は、さっそく道場へ行く。実際に、先生から伝わる抵抗のできない不思議な力? を目の当たりにし、衝撃を受ける。そこでの合氣道の練習として、呼吸法や意識の用い方を重点的に行う中で、何でこんな練習をするのだろう? と心に疑問が湧き、呼吸法や瞑想法などの本を読んでいくようになる。

本の中には「宇宙意識と一つになる」だとか意味はそこまで分からないようなことが書いてはある。「むむむっ! なんだか良く分からないが、人は瞑想を通して自分や宇宙が存在する理由を知ることができるのか!? 「悟り」っていうのは実際にあるものなのか!?」ということを頭で知っていき、子供の頃から気付いていた――考えても答えの出るはずのないこと――は、まさに――考えなければ答えが出る? ――ということを知り、人生に対する大きなシフトチェンジを迎えることになる。

そうこうして、色々な本を読むようになりつつ、瞑想を実習することで、自分が最も知りたかったことを知ることができると思い始める。そしてまた瞑想本の中にはやはり「ヨガ」という言葉がちょくちょく出てくるので「瞑想法の起源はインド発祥のヨガにあるようだ、であれば「ヨガ」を学ぶことにしよう」と思い、ヨガの門を叩くことになる。