ハタ・ヨガについて


▦ ハタ・ヨガとは

ヨガも時代の流れとともに、たくさんの流派が生まれて行くことになります。ハタ・ヨガは、そんなヨガの流派の一つであり、「ハタ」という言葉の原意は「力」ですが、「ハ」「タ」はそれぞれ陰陽のエネルギーを意味する言葉として使われています。それは能動的に姿勢や気息をコントロールして、なかば強制的に理想的なエネルギーの流れを作り出し、三昧へ至ろうとする行法で、強制ヨガの異名を持ちます。

紀元後14世紀頃になり、そんな人体の生理的な側面から「三昧」へのアプローチをとる流派が体系化されていき、書物としてまとめられるようになったようです。

そして、紀元後16世紀頃、『ハタ・ヨーガ プラディーピカ』という書物として、ハタ・ヨガの行法体系がまとめられたのです。


▦ ハタ・ヨガの四部門

ハタ・ヨガ行法は、中央気道へエネルギーを通す行法であり、『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』にはその行法体系がまとめられています。

1.体位法
2.調気法
3.印相法
4.三昧

1〜3の行法を深めていくことにより、三昧へ至り、やがては悟りへと導かれるのです。



▦ 用語解説

◉『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー(力のヨガの灯明)』

この書物は、ハタ・ヨガの最も代表的な教本で、その著者はスヴァートマーラーマとされている。